メキシコ放浪記②

続きましてはメキシコを代表する女流画家、フリーダ・カーロ

青い壁の彼女の生家が博物館になっています。

フリーダ・カーロ
大きな事故にあい、不自由な体で絵を描き続けることで自分の感情を吐きだしていた彼女はやがてその才能を開花させます。
そして壁画家のディエゴ・リベラと出会い、結婚、妊娠、流産、お互いの不倫、離婚…。
繰り返される手術…鉄のコルセットを付けて仰向けに吊るされてもどんなときでもどんな状況でも描き続けた絵。
やがてディエゴと復縁、右足の切断…ついに力尽きるまで彼女はディエゴへの愛に生き、絵にすべてをぶつけた。

彼女が最後に書いた「VIVA LA VIDA」
この絵が観たかった。

この絵もそうですが、彼女の絵からは痛み、恐怖、苦しみ、愛、情熱がストレートに伝わってきます。
彼女がどう生きたのか、どう終えたのか。
この家に来るとまるで今も彼女がここに住んでいるんじゃないかと思うくらい
彼女の魂が感じられる場所でした。

ここメキシコにではダイナミックな壁画をたくさん観ました。

メキシコ国立自治大学の中央図書館に描かれたフアン・オルゴマンのモザイク壁画。

同じ敷地内にある、本館に描かれたアルファロ・シケイロスの立体壁画。
この大学の中央キャンパスは世界遺産に登録されています。

校舎西にあるオリンピック競技場には

フリーダの夫、ディエゴ・リベラの壁画。

ディエゴの最大の壁画が国立宮殿内にありました。


そういえば「フリーダ」という彼女の映画があるそうです。
http://frida.asmik-ace.co.jp/about_frida.html

さらにさらに放浪記③に続きますー。